[国際iジャーナル=慶北キム・デヨン、ヨ・イボン、マ・ヘソン、イム・ソンシル記者]　 朝鮮王朝時代日本から鬱陵島（ウルルンド）・独島（ドクト、日本名・竹島）を守るために派遣された「捜討使」。その捜討使が出航前に行なっていた儀式を再現する、「捜討使の航路を再現する体験イベント」が、12日慶尚北道蔚珍（ウルチン）で開かれた。
このイベントは2011年から始まって、今年6回目を迎えており、捜討使仮装行列は2015年から開かれてきた。
この日の体験イベントで、竹辺高校の生徒と海軍で構成された80人は、越松万戸など朝鮮王朝時代水軍の服装を身にまとい、越松浦鎮城から出発して邱山港の待風軒に到着する姿を再現した。
鬱陵島と独島を行政的に管轄してきた蔚珍郡は、このイベントのために竹辺高校の生徒50人と教師2人で構成される「蔚珍捜討使の後裔団」を組織し、15日まで捜討使が行き来していた遺跡を踏査しながら、領土守護の意志を高めることにした。

▲蔚珍捜討使の航路を再現する体験イベント ⓒIIJ

捜討使に関連し、林光元（イム・グァンウォン）蔚珍郡守は、「蔚珍の人々は、古代から朝鮮時代に至るまで、鬱陵島と独島を出入りしながら、独島守護の担当者の役割をしてきた」とし、「私たちの領土である鬱陵島と独島を守る、前哨基地であった蔚珍郡を、独島の歴史を体験できる教育の場として作っていきたい」と述べた。
慶尚北道北東端に位置する蔚珍郡は、北に三陟市、西に奉化郡、南には盈徳郡と接しており、聖留窟と徳邱温泉、白岩温泉、仏影寺などの多様な観光資源と、ズワイガニをはじめとする新鮮な魚介類を保有している、韓国の代表的な清浄地域として知られている。

김대연, 여의봉, 마혜성, 임성실  yeu3030@naver.com

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